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九州ブロック災害時情報翻訳連携演習の報告

 災害時の外国人支援を効果的に行うため、地域国際化協会の九州ブロックに属する11団体のうち8団体が2月2日と8日に災害時情報の翻訳演習に取り組みました。

 九州各県と政令市には「国際交流協会(地域国際化協会)」が設置されており、各団体は生活相談や日本語教育など在住外国人を支援する事業に取り組んでいます。こうした外国人支援の一つに災害時の情報提供があり、迅速・効果的な提供が課題となっています。

 今回の演習は、おおいた国際交流プラザが実施団体となり、自治体国際化協会(クレア)の助成事業を活用して多言語翻訳に各団体が連携して取り組み、それぞれの特性を活かして英語・中国語・韓国語・ベトナム語・インドネシア語・ネパール語・ミャンマー語・タイ語を選択的に翻訳しました。演習のプログラムは、4種(地震・津波・大雨・事故)の災害を発生・避難・復旧の3シーン計12の原稿を作成し8団体に2日に分けてメールで一斉に送信、2時間を目処に翻訳・チェックして返信するという内容です。それぞれの団体や言語により翻訳時間に大きな差が出ていること・機械翻訳に一定の有効性が認められること・やさしい日本語による要約は検討を要すること、など取り組むべき課題が明らかになりました。

 おおいた国際交流プラザでは、これらの課題を踏まえて、今年度も「災害時外国人支援セミナー」などの事業に取り組みます。

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