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令和6年度 「日本語教室・日本語ボランティア研修」を開催しました
おおいた国際交流プラザでは、外国人に日本語を教えるボランティアを育成するため、令和2年度より県から委託されている「日本語教室・日本語ボランティア研修」事業を実施しています。今回の研修は、7月7日、21日、28日に大分市の「iichiko総合文化センター」で初級者を対象に実施し、大分市を中心に延べ102名の方が受講しました。講師は、今年度も引き続き本田 明子 立命館アジア太平洋大学(APU)教授に務めていただきました。
初日の冒頭には、主催者を代表して大分県国際政策課の田吹課長が挨拶を行い、今後も増加が予想される外国人居住者にとって、日本語学習の場としてだけではなく第3の居場所として、地域日本語教室はますます重要となってくる、などのお話がありました。
(研修の概要)
【日程】 7月7日(日)、7月21日(日)、7月28日(日)の全3回
【時間】 10:00~16:00
【場所】 iichiko総合文化センター
【講師】 本田 明子 立命館アジア太平洋大学教授
【受講対象者】日本語教室・日本語ボランティアに関心のある方
【受講者】 延べ102名
【研修内容】
・第1回~多文化社会の現状と日本語ボランティアの役割、日本語教育の基礎知識
・第2回~日本語の教え方① 一般的な日本語教科書を使うとき
・第3回~日本語の教え方② 地域で学ぶ日本語、生活Can doを使ってみよう
1回目は講師が全体説明を行い、2回目・3回目で上記の研修テーマに沿って受講者がグループワークと発表を行いました。
受講者からは、「日本語がうまくなる手助けをしたいと思っていたが、講義を受けて『Can doを増やす』という視点を学んだ。正しい日本語を教えることにとらわれず、生活しやすくなる手助けができればと思う」、「日本人が英語を教わるのと同じように、日本語教育にも教える順番、文法などが大切だということがよく分かった」などの声が聞かれました。