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令和6年度「日本語おしゃべり会」を開催しました
大分県からの委託を受け、令和7年2月2日に「日本語おしゃべり会」を大分市内で開催しました。
県内の日本語教室5教室から10か国19名(大分市5名、中津市5名、佐伯市3名、豊後高田市6名)の外国人学習者が発表し、教室の指導者や関係者を含め66名が参加しました。
冒頭、主催者を代表し県国際政策課の田吹課長が挨拶を行い、「皆さんが日本や大分に来て驚いたこと、気づいたこと、嬉しかったこと、辛かったこと、たくさんの出来事があったと思います。また、これからこんな風になりたい、こんなことをやってみたい、という気持ちもあると思います。今日はそんな皆さんの気持ちや思いを、私たちにゆっくり丁寧に伝えてください。私たちもしっかりと聞かせていただきます」と発表者にエールを送りました。
発表では各人3分間で、故郷の文化紹介や日本語教室の先生たちへの感謝の気持ち、日頃の学習についてなどを日本語で熱くスピーチしました。
インドネシアのバティック柄のシャツやミャンマーのロンジーなど、母国の伝統的な衣装を着て登場する発表者もいて、会の盛り上げにひと役買ってくれました。
また各教室の指導者には、発表者の人柄や日頃の指導で気をつけている点などについて紹介していただきました。
最後の総括指導では、県地域日本語教育コーディネーターの本田 明子 立命館アジア太平洋大学教授から、「皆さんのスピーチの中には、いつも自分とその社会との関係とか、自分だけじゃない人のために役に立ちたいとか、自分だけで生きているのではないというメッセージがあって、そういうところが素晴らしく、感動することが多いです。スピーチの中にあまり強くはでてこないですが、やはり日本で暮らして辛いこと、大変なことが多いけれども、それでも諦めないで頑張る、努力を続けるという皆さんの気持ちに心を動かされるのかなと感じています」とのコメントをいただき、盛況のうちに会を終了しました。